理事長・園長の挨拶
明星幼稚園の平安と成長を願い、日々、祈り続けます
明星幼稚園は、1913年12月、アメリカ南長老教会宣教師リラ・コイットランド女史によって創立されましたから、2023年末には創立110周年を迎えます。こうした記念となる2023年4月から幼保連携型認定こども園・明星幼稚園を開園できましたのはうれしいかぎりです。
明星幼稚園は、新約聖書エフェソ信徒の手紙第5章8節「光の子として歩みなさい」を大切にし、「人を愛し自然を愛するまことの幼児教育」を教育目標としてまいりました。
この教育目標を形あるものとするには、まず、園児たちをお世話する教職員が保育現場に限らず、日常的にこの課題を自分自身の課題としてとらえ、実践してゆかねばなりません。
そのため、園は教職員一人一人の個性を尊重し、教職員がのびのびと現場で園児たちの教育・保育に携われるように、無理がなく、風通しの良い職場を整えることが大切と考えております。
金城学院で教員として働いておられる女性の方から、「子育てしながらもキリスト教保育のもとで安心して保育を委ねられる場所が欲しい」という切実な声を耳にしたことをきっかけとして、なんとか、明星幼稚園でもこうした保育ができないものかと思慮するなか、ゼロ歳から小学校入学までのお子さんの保育と教育を連携して実施する認定こども園の開園ができたことは、関係者の皆様のご援助はもとより、何よりも、「私たちの祈りに応えてくださった神さまのみ心があったればこそ」と感謝いたしております。
新しい認定こども園で育まれる乳幼児のみなさんが、わたしたちの主・イエスキリストに支えられ健やかに成長されますよう、教職員が協同し一つとなって励んでまいります。
理事長 児玉 剛則
人間は、神さまから命を与えられ、愛されているかけがえのない存在です。
幼稚園は、子どもたちが遊びや実体験を通して、人との関わりや生きる礎を育む大きな社会だと考えます。子どもたちは、ありのままを受け入れられることでの安心感、心地よさから、自分に自信が芽生え(自己肯定感)ます。そして、自己を思いのまま表現していく中で視野が広がり、友だち関係が生まれ、人を思いやり、受け入れ、認め合い、助け合う、豊かな人間性が形成されていきます。
遊びの中には、たくさんの種(実体験)が散りばめられています。その種は、目には見えない神さまのまもりの中で子どもたちの中に芽吹き、成長して、いつかその子にとっての「世界に一つだけの花」を咲かせてくれるでしょう。
人の成長は、生涯続いていきます。幼稚園で過ごす日々の中で、目に見える評価だけに心奪われるのではなく、子どもたちの歩みの過程に注目し、ひとり一人に秘められた力を信じていきたい。
たくさんの愛が詰まった種まきをして、子どもたちの環境づくりに努めて参ります。
園長 山中 恵美